キャンプ初心者やファミリーキャンパー、ソロキャンパーの皆さん、こんにちは。自然の中で味わう食事は格別ですし、いつもの家ごはんとはひと味もふた味も違った楽しみがありますよね。今回は、キャンプで役立つ美味しい料理のアイデアやレシピをたっぷりとご紹介します。朝食からランチ、夕食、さらにはおやつやスイーツまで幅広く取り上げますので、ぜひ参考にしてみてください。片付けが楽なワンポットレシピや、自然の恵みを存分に活かした料理、デザートのアレンジなども徹底解説いたします。これを読めば、初心者でもファミリーでも、ソロキャンパーさんでも手軽にキャンプ飯を楽しめるようになるでしょう。
目次
- キャンプの朝を彩る！簡単ふわふわパンケーキレシピ
- 洗い物を減らして手軽に作ろう！ワンポット料理特集
- ワンポットカレー
- ワンポットシチュー
- ワンポットリゾット
- ワンポットパスタ
- 自然の恵みを活かす！アウトドアならではの食材活用術
- 釣った魚のホイル焼き
- 山菜の天ぷら
- 手作りソーセージに挑戦
- キャンプで楽しむ絶品スイーツ＆スナックアイデア
- スモア（焼きマシュマロ）
- ホットアップルチョコレート
- ホットサンドメーカーで作る焼きリンゴ
- その他の簡単スナックアイデア
- キャンプ料理をもっと快適に！火加減・道具・後片付けのコツ
- まとめ：自然の中で特別な食体験を
1. キャンプの朝を彩る！簡単ふわふわパンケーキレシピ
キャンプの朝は、普段とは違った空気感を味わえる特別な時間です。そんなときにおすすめなのが、サッと作れて美味しい「ふわふわパンケーキ」。下準備も簡単で、失敗しにくいので初心者でも安心して挑戦できます。
材料（2人分）
- ホットケーキミックス … 150g
- 牛乳 … 100ml
- 卵 … 1個
- バター … 適量
- メープルシロップ … お好みで
作り方
- 生地を作る
ボウルにホットケーキミックス、牛乳、卵を入れて、泡立て器やフォークでダマがなくなるまでしっかり混ぜます。
キャンプの工夫：ジップ付きの袋に材料を入れて振れば、混ぜる道具がいらないうえ、洗い物も減らせて便利です。 - フライパンを温める
フライパンを中火で温め、バターを薄くひきます。もしヘルシーに仕上げたい場合はオリーブオイルでもOKです。 - 生地を焼く
フライパンに生地を流し入れます。厚めに焼きたいときは、少し高めの位置からゆっくりと落とすようにすると生地がふんわり仕上がりやすいです。弱火～中火でじっくり加熱し、生地の表面にプツプツと気泡が出てきたら優しくひっくり返しましょう。 - きつね色になれば完成
裏面も美味しそうなきつね色になったらお皿に移します。 - お好みのトッピングを楽しむ
メープルシロップはもちろん、チョコソースやフルーツ、ホイップクリームなども相性抜群。バナナやベリーを添えると栄養バランスもアップし、朝から元気になれます。
キャンプでの焼き方のポイント
- 火加減に注意
キャンプバーナーは火力が強いものが多いので、焦げ付き防止のために弱火から始めて様子を見てください。 - スキレットもおすすめ
スキレットは熱の伝わり方が安定しているので、ムラなく綺麗に焼けます。アウトドアの雰囲気も一気に高まりますよ。 - 洗い物を減らすには？
クッキングシートをフライパンに敷いて焼くと、フライパンが汚れにくく、片付けが格段に楽になります。
2. 洗い物を減らして手軽に作ろう！ワンポット料理特集
キャンプやアウトドアでは、限られた道具で楽しく調理をしたいもの。そんなときに大活躍なのが「ワンポット料理」です。
ワンポットとは「ひとつの鍋（またはフライパン）で調理を完結させる」調理法のことで、食材を順番に加えていくだけなので、とにかく手軽。洗い物が最小限で済むため、片付けもぐっと楽になります。
ここでは、ワンポットで簡単に作れる定番料理から、アレンジが効くレシピまでいくつか紹介します。キャンプのメニューに組み込めば、時間を短縮してアウトドアを満喫できますよ。
ワンポットカレー
キャンプの王道メニューといえばカレー！ 大きな鍋でたっぷり作るイメージがあるかもしれませんが、少人数向けなら手軽にワンポットで仕上げられます。
材料（3〜4人分）
- カレールー … 1/2箱
- 鶏もも肉 … 300g（食べやすい大きさに切る）
- 玉ねぎ … 1個（薄切り）
- にんじん … 1本（乱切り）
- じゃがいも … 2個（乱切り）
- 水 … 600ml
- ご飯 … 適量
作り方
- 具材を炒める
鍋に油を少し入れて中火にかけ、鶏もも肉を入れます。表面が少しきつね色になるまで炒めたら、玉ねぎ、にんじん、じゃがいもを加えてさらに炒めます。玉ねぎがしんなりするくらいが目安です。 - 煮込む
水を加え、弱火〜中火でコトコト煮込みます。野菜が柔らかくなるまで15〜20分ほど煮込んでください。 - ルーを入れる
火を弱めてから、カレールーを割り入れて溶かします。しっかり混ぜてから、さらに10分ほど煮込めば完成。
アレンジ：市販のカレールーを2種類組み合わせたり、トマト缶を足して酸味をプラスしたりすると、また違った味を楽しめます。
ワンポットシチュー
カレーと並んで家族みんなに喜ばれるのがシチューです。クリーミーで温かみがあり、子どもにも大人にも大好評。
材料
- シチューのルー … 1/2箱
- 鶏肉（または豚肉） … 300g
- 玉ねぎ … 1個
- にんじん … 1本
- じゃがいも … 2個
- 牛乳 … 100ml
- 水 … 600ml
作り方
- 肉と野菜を炒める
カレーのときと同様に、お肉と野菜を軽く炒めて旨味を閉じ込めます。 - 煮込む
水を加え、野菜が柔らかくなるまで煮込みます。 - ルーと牛乳を加える
いったん火を弱めてルーを入れて溶かしたら、牛乳を加えてさらに煮込みます。とろみがついてクリーミーになれば完成です。
ワンポットリゾット
お米を使ったワンポット料理といえば、リゾットも外せません。ベーコンやチーズ、コンソメの風味でお米を煮込むだけで、まるでお店のような本格リゾットが楽しめます。
材料
- お米 … 1合
- ベーコン … 2〜3枚（短冊切り）
- 玉ねぎ … 1/2個（みじん切り）
- コンソメスープ … 約400〜500ml（お好みの濃さに調整）
- チーズ … 適量
- 塩・こしょう … 適量
作り方
- 炒める
鍋に油をひき、玉ねぎとベーコンを炒めます。玉ねぎが透き通ってきたらお米を加え、米が透明になるまで炒めてください。 - スープで煮込む
コンソメスープを入れ、弱火〜中火でお米が柔らかくなるまで煮込みます。焦げ付かないように時々かき混ぜるのがポイントです。 - チーズで仕上げ
最後にチーズを加えて溶かし、塩・こしょうで味を整えれば完成。仕上げに粉チーズや黒こしょうをふっても美味しいですよ。
ワンポットパスタ
イタリアン好きにおすすめなのが、鍋ひとつで作れるパスタ。ソースとパスタを同時に煮込むので、パスタにしっかり味が絡みます。
材料
- パスタ … 2人分
- トマト缶 … 1缶
- ひき肉 … 150〜200g
- にんにく … 1片（みじん切り）
- 塩・こしょう … 適量
- 水 … 適量
作り方
- ひき肉とにんにくを炒める
オリーブオイルを入れた鍋でにんにくを香りが出るまで炒め、そこにひき肉を加えてさらに炒めます。 - トマト缶と水を加える
ひき肉に火が通ったらトマト缶を加え、パスタがしっかり浸るくらいの水を足します。 - パスタを投入して煮込む
パスタを折って入れ、袋の表示時間より少し長めに煮込みます。途中で水分が足りなくなったら、少量ずつ足して調整してください。 - 味を整えて完成
最後に塩・こしょうで味をととのえれば、簡単トマトパスタの出来上がり。
アレンジ：チーズを入れたり、オリーブやキノコを加えたりすると、風味がさらに豊かになります。
3. 自然の恵みを活かす！アウトドアならではの食材活用術
キャンプならではの楽しみといえば、現地で手に入る食材を活かした料理です。釣った魚や採れたての山菜を、その場で調理して新鮮な美味しさを味わうのは格別。ここでは、そんな「自然の恵みを活かす」レシピをいくつか紹介します。
釣った魚のホイル焼き
川や海で釣った魚を焚き火でホイル焼きにすると、魚の旨味をぎゅっと閉じ込め、ふっくら仕上がります。
材料（2人分）
- 釣った魚（アジ、イワナ、ニジマスなど） … 1尾
- 塩・こしょう … 少々
- バター … 10g
- レモン … 適量
- アルミホイル … 1枚
作り方
- 下処理
ウロコと内臓、エラをきれいに取り除きます。川魚は寄生虫のリスクもあるので、念入りにお腹を洗い流してください。 - 下味をつける
塩・こしょうを振り、内側にもまんべんなく染み込ませます。レモン汁が好きな方は、下味としてかけても良いでしょう。 - ホイルで包む
アルミホイルの上に魚を乗せ、バターを適宜のせます。スライスした玉ねぎやきのこを一緒に包むと、さらに旨味がアップします。 - 焚き火で加熱
アルミホイルでしっかり包み、焚き火の炭の中や網の上で約15分ほど焼きます。焦げないように火加減を調整してください。 - 仕上げ
中まで火が通り、身がホロホロになっていたら完成。お好みでレモンを絞ると爽やかさがプラスされます。
山菜の天ぷら
春先や秋口の山キャンプでは、山菜が採れることも。自然豊かな場所では山菜狩り体験ができることもありますが、もし採取する際は地元のルールやマナーを守りましょう。天ぷらでサクッと揚げれば、山菜のほろ苦さと香ばしさを堪能できます。
材料
- 山菜（タラの芽、コシアブラ、ふきのとうなど） … 適量
- 天ぷら粉 … 適量
- 水 … 適量
- 油 … 適量
作り方
- 下準備
山菜の汚れを洗い、水気をしっかり拭き取ります。 - 天ぷら粉を用意
天ぷら粉を規定量の水で溶き、衣を作ります。キャンプでは手軽に市販の粉を使うのがおすすめです。 - 揚げる
油を温め、180℃ほどになったら山菜を衣にくぐらせて揚げます。サクッと揚がったらバットなどに取り、余分な油を切ります。 - 味付け
塩を振るだけでも美味しいですし、天つゆにつけて食べるのも◎。山菜本来の風味を堪能できるシンプルなレシピです。
手作りソーセージに挑戦
ソーセージは市販品を持っていく方が多いですが、実はキャンプで手作りすると驚くほど盛り上がります。特に子どもと一緒に作ると食育にもなり、大人も童心に返って楽しめます。
材料（2〜3人分）
- 豚ひき肉 … 300g
- 塩 … 小さじ1
- こしょう … 少々
- にんにく（すりおろし） … 1片分
- ハーブ（タイム、ローズマリーなど） … お好みで
- 羊腸（市販品） … 適量 ※ラップでも代用可
作り方
- 肉をこねる
豚ひき肉に塩やこしょう、にんにく、ハーブなどの調味料を加え、粘りが出るまでこねます。 - 腸に詰める
羊腸を水で戻し、絞り袋や専用のソーセージメーカーなどで肉を詰めます。
ラップで代用：ラップに肉を包み、筒状に成形してねじるだけでもOK。 - 焼く
焚き火やバーベキューコンロでじっくり焼きます。表面がこんがり色づき、中まで火が通れば出来上がり。 - 燻製も楽しめる
スモークチップやスモークウッドを使って燻製にすれば、本格的な燻製ソーセージにも挑戦できます。
4. キャンプで楽しむ絶品スイーツ＆スナックアイデア
キャンプ飯にはメインディッシュだけでなく、デザートやスナックも欠かせません。焚き火を囲んでまったり過ごすときや、食後のひとときに甘いものがあると、さらに幸せな気分になれます。ここでは、初心者でも簡単に作れるスイーツ＆スナックを紹介します。
スモア（焼きマシュマロ）
アメリカではキャンプの定番スイーツとして有名な「スモア」。マシュマロの“ふわとろ”食感とチョコの甘み、クラッカーのサクサク感が相性抜群です。
材料（2人分）
- マシュマロ … 6個
- チョコレート … 4枚（板チョコを割ったものでもOK）
- クラッカー … 4枚
作り方
- マシュマロを焼く
焚き火などで串に刺したマシュマロを炙り、表面がこんがり色づくまで焼きます。中がとろけるくらいがベスト。 - クラッカーではさむ
焼いたマシュマロとチョコをクラッカーではさんで食べましょう。マシュマロの熱でチョコが溶け、とろ〜りした食感が楽しめます。 - アレンジ無限大
ビスケットやクッキーを使ったり、チョコの代わりにキャラメルやピーナッツバターを入れたりと自由にアレンジ可能です。
ホットアップルチョコレート
焚き火や炭火を使った調理は、リンゴを使ったデザートにもおすすめ。リンゴの甘酸っぱさと、とろけたチョコレートが絶妙なハーモニーを生み出します。
材料（2人分）
- りんご … 1個
- チョコレート … 適量
- アルミホイル
作り方
- りんごの芯をくり抜く
りんごの芯を下まで貫通しないように注意しながら取り除きます。 - チョコを詰める
くり抜いた穴にチョコレートを割り入れます。 - アルミホイルで包んで加熱
りんご全体をアルミホイルで包み、焚き火や炭火の上で15分ほど加熱します。皮がシワシワになり、中身が柔らかくなったら完成です。 - 仕上げ
好みでシナモンやナッツをふりかけると、香りと食感がさらにアップします。
ホットサンドメーカーで作る焼きリンゴ
ホットサンドメーカーは、パンを焼くだけではありません。フルーツを使ったお手軽スイーツづくりにも大活躍です。
材料（2人分）
- りんご … 1個
- 砂糖 … 小さじ2
- シナモン … 適量
- バター … 10g
作り方
- りんごの下準備
りんごを薄くスライスし、種や芯を取り除きます。 - ホットサンドメーカーにセット
内側にバターを塗り、スライスしたりんごを並べます。その上に砂糖とシナモンをふりかけます。 - 加熱
ホットサンドメーカーを閉じ、弱火で5〜8分ほど加熱。途中で焦げ付きそうになったら火から外して様子を見てください。 - 盛り付け
りんごが柔らかくなり、香ばしい香りが広がったら完成。バニラアイスやヨーグルトを添えると更に美味しくいただけます。
その他の簡単スナックアイデア
- チーズ＆クラッカー
カマンベールやクリームチーズ、チェダーチーズなどをクラッカーと一緒に食べるだけでお手軽おつまみに。ナッツやドライフルーツを加えればワンランク上のスナックになります。 - 焼きマシュマロディップ
スキレットにチョコレートとマシュマロを交互に入れて焚き火で温めると、簡易チョコフォンデュのように仕上がります。ビスケットやフルーツをディップして食べましょう。 - ポップコーン
フライパンやメスティンに少量の油とポップコーン用のコーンを入れ、フタをして火にかけるだけ。ポンポンと弾ける音も楽しく、子どもたちに大人気です。
5. キャンプ料理をもっと快適に！火加減・道具・後片付けのコツ
キャンプ料理を成功させるには、レシピだけでなく「道具の選び方」や「火加減のコツ」も重要です。また、限られた設備での後片付けもスムーズにこなせると、アウトドアをより満喫できます。
火加減のコツ
- ガスバーナー
コンパクトで扱いやすい反面、火力が強すぎる場合もあります。特にパンケーキやワンポット料理のときは、焦げ付かないよう火力を調整しましょう。 - 焚き火
ダイナミックな調理が楽しめますが、炭と薪の配置によって温度が変わります。あらかじめ熾火（おきび）を作り、弱火・中火・強火をエリア分けすると便利です。
道具の選び方
- スキレット・ダッチオーブン
熱伝導率が高く、蓄熱性も抜群なので、肉や魚をジューシーに仕上げたり、パンを焼いたりするのに最適です。シーズニング（油慣らし）をきちんと行うことで長く使えます。 - メスティン
お米を炊くだけでなく、パスタやリゾット、ポップコーン作りなど多用途に使えます。折りたためて持ち運びもしやすいので、ソロキャンパーにも人気です。 - ホットサンドメーカー
サンドイッチを焼くだけでなく、デザートやお好み焼き風レシピまで幅広く対応可能。仕切りがしっかりしているので、両面を同時に焼くのに便利です。
後片付けのコツ
- クッキングシートやアルミホイルの活用
フライパンやスキレットに敷いて調理すれば、焦げ付き防止はもちろん、油汚れの軽減にもなります。 - 紙皿・紙コップ
洗い物を大幅に減らす手段として便利ですが、ゴミが増えやすいので持ち帰りもしっかり忘れずに。 - ジップ付き袋の活用
食材の下味付けや混ぜる作業はジップ付き袋を使うと、ボウル要らずで洗い物をカットできます。使用後はそのまま廃棄できるため、時短にも◎。
6. まとめ：自然の中で特別な食体験を
キャンプでの食事は、ただお腹を満たすだけのものではありません。自然を感じながら自分たちで火を起こし、食材を調理する過程そのものが大切な思い出になります。
パンケーキやワンポット料理、釣った魚のホイル焼きや山菜の天ぷらなど、工夫次第でレパートリーは無限に広がります。さらに、スモアや焼きリンゴなどのスイーツを加えれば、キャンプの楽しさは格段にアップすることでしょう。
また、道具の選び方や火の扱い方、後片付けのコツを覚えておけば、キャンプ飯のハードルもぐっと下がります。初めての方やファミリーキャンパーでも気軽に挑戦してみてください。ときには失敗もありますが、それも含めてキャンプの醍醐味です。ソロキャンパーの方もお気に入りのレシピを追求して、自分だけの贅沢なアウトドア時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
ぜひ次回のキャンプでは、今回ご紹介したレシピを参考に「おいしい」「楽しい」を同時に味わってみてください。自然の中でのひとときが、一生心に残る素敵な思い出となるはずです。皆さんのキャンプライフが、より充実したものになることを願っています。
それでは、素晴らしいキャンプ飯とともに、素敵なアウトドアの時間をお過ごしください！
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